石山観音公園編の第2弾は、『石山観音公園』の石仏の中でも、三重県指定文化財になっている『磨崖阿弥陀如来立像』『磨崖地蔵菩薩立像』『磨崖聖観音立像』をご紹介します。
まず、石山観音公園に入って、
真っ先に目に飛び込んでくる石仏が二つ。
石段途中右手に1番の『如意輪観音像』。
石段を上がった正面に『磨崖地蔵菩薩立像』があります。
苔むした岩肌にとても穏やかな表情・・・訪れた人を優しく出迎えてくれます。
その『磨崖地蔵菩薩立像』から右に順路が続き、
またもや石段を上がると、そこには2番の『十一面観音像』。
『十一面観音像』から左手に順路どおりに進むと
『磨崖聖観音立像』が見えてきます。
石仏の中で唯一造られた年代がはっきりしている仏像だそうです。
しかも江戸時代ということで、公園内では比較的新しい石仏になりますが、風雨を受けやすい場所にあるため、顔の表情がわからないほど風化が進んでいます。ただ、見れば見るほど強い意志を感じるように思えます。
最後に『磨崖阿弥陀如来立像』ですが、西国三十三ヶ所巡りを順路どおり終える(33番の次)と出会えるのですが、
先ほどの2番の『十一面観音像』を順路とは逆に右手に進むと『磨崖阿弥陀如来立像』への近道になります。時間がない場合はお勧めです。
台座を含めて約5メートルの高さがあり、石仏群の中でも最も大きく、鎌倉末期の作で最も古いと言われています。
近づいて見上げると更に迫力が増します。
威風堂々とした佇まいで芸濃総合支所職員の名刺にも使われています。
次回からは、西国三十三ケ所巡りに突入します。