2013年3月1日金曜日

楽しいよ!おはなし会

芸濃図書館では月に2回くらいの日程で“おはなし会”を開催しています。

対象年齢は小学生以下。
時間は30分程度。
保護者の方も一緒に参加できます。
紙芝居もあります。


先月に開催されたおはなし会のお話は、「三びきのやぎのがらがらどん」でした。
三匹とも「がらがらどん」という同じ名前のヤギたちが、橋の向こうへ草を食べに行く途中、怪物に出会ってしまうという、小さい子どもたちが大好きなノルウェーの童話です。
お話を聞く子どもたちは童話の世界に引き込まれています。


覚えたばかりの字をたどって自分で絵本を読む楽しさ、
おうちの人に読んでもらう楽しさ、
友達や同年代の子たちと一緒に聞く楽しさ、
絵本はいろいろな楽しみ方ができます。
既に読んで知っているお話でも読み方、聴き方によってまた違った印象になったり、新しい発見があったり…。

お子様と一緒に図書館で童話を楽しんでみてはいかがでしょうか。

※ 詳しい日程は広報16日号の折り込みの「月刊図書館たいむず」をご覧ください

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こうして毎月楽しい“おはなし会”の語り手をしていただいているのは、地元の読み聞かせサークル「こんぺいとう」さんです。
「こんぺいとう」さんに活動内容や読み聞かせに対する思いをお聞きしました。

 読み聞かせサークル「こんぺいとう」は、芸濃町に図書館ができたときに結成されました。
 きっかけは「地元に図書館ができるのだから、自分たちでも何か子どもたちにできることをやろう」という思いからです。
 現在は7人のメンバーで地元の保育園、幼稚園、小学校・中学校や図書館、保健センターなどで読み聞かせの活動を行っています。
 中学校で読み聞かせ?と思われる方もみえるかも知れませんが、中学校では地元に伝わる昔話を紙芝居で行ったりします。地元に伝わる話を次の世代に伝えていくことも大切なことと思っています。
 メンバーそれぞれが仕事や家事の合間を縫って活動をし、月に一度の定例会で打ち合わせや研修を行い活動に生かしています。
 読み聞かせでは、その季節に応じた題材を選ぶとともに、参加している子どもたちが飽きることのないように気を遣っています。もちろん参加者の年齢によっても読む本を考えています。その場で「うける」話も大切なのでしょうが子どもたちの「心に残る」話も織り交ぜて行います。
 子どもたちの反応、特に笑顔に出会えた時が「この活動をしていてよかった」と思う瞬間です。
 本の魅力は計り知れません。今後も、子どもたちが本に親しみ、将来本を身近に感じてくれる大人に育ってくれるような活動を続けていきたいと思っています。


素敵な活動ですね。

おじいちゃんやおばあちゃんが話して聞かせてくれた地域の民話も、核家族化が進んだ今の子どもたちには聞く機会がどんどん減ってきています。
民話は、地域の暮らしと心がつまった大切な遺産です。それを大切に伝承することを活動の軸のひとつとされていることは、本当にありがたいことだと思います。

これからも子どもたちにたくさんの笑顔と希望を届けてくださいね。応援しています!